1つ上へ
  ヘルプの目次
 印刷
  サーバマシンスペック見積の目安  


FirstClassサーバをインストールするマシンを、どのように決定すればよいかについての記述です。



FirstClassは、1つのシステムでユーザ20万人以上をカバーできる実績のあるソフトウェアです。
しかし、FirstClass を導入する際には、登録するユーザ数や同時にアクセスするユーザ数、Webクライアントでアクセスするユーザの割合、ピーク時間、ユーザ一人当たりの作業負荷など、様々な要素を考慮した事前の慎重な見積が必要となります。
それぞれのお客様の状況によって様々な条件が想定されますので、どのようにサーバスペックを決定すべきかについて一概には言えないのですが、いくつか考慮すべきポイントはあります。
ここでは、サーバマシンのスペックを決定する上で特に重要と思われる情報について列挙します。

同時接続数の考え方
20060426_144858_1.png
A:WebブラウザからFirstClass Internet Servicesへのアクセス
B:FirstClass Internet Servicesから FirstClass Coreへのアクセス
C:FirstClassクライアントからFirstClass Coreへのアクセス

FirstClassでは、FirstClass Coreへの同時接続数を次のようにカウントします。
同時接続数 = Webブラウザからのアクセス数(A) + FirstClass Internet Servicesからのアクセス数(B) + FirstClassクライアントからのアクセス数(C) 

FirstClass Internet ServicesがWebブラウザからの要求と同じ数のFirstClass Coreセッションを保持するため、このようなカウント方法となります。
また、ここでカウントされているセッション以外にも、ユーザがログインする前の状態でWebブラウザからアクセスしてきた場合には、FirstClass Internet Servicesが代理ユーザとなってセッションを保持しますし、SMTPなどその他のサービスが稼動していれば、その分セッション数は増加します。

FirstClass Core とFirstClass Internet Services をそれぞれ別のマシンで稼動させる場合には、FirstClass Core への同時アクセスをBとCとの合計で見積もってください。FirstClass Internet Servicesについては、後述の「FirstClass Internet Services の構成について」をご参照ください。

※FirstClass Core と FirstClass Internet Servicesを同一マシン内に構築した場合


スペック見積時の簡単な目安
サーバマシンのスペックを見積もる際には、今後の増加分や異常時(アクセス数の急増など)を想定し、十分余裕をもって算出してください。

●CPU
Intel Pentium 4以上またはPower PC G5以上のCPUが推奨されています。
同時接続数が250を超える場合には、デュアルまたはそれ以上のプロセッサ構成をご検討ください。また、High Capacity Serverライセンスを適用することで、システムリソースの利用が最適化されるようになります。

●メモリ
システムで使用する以外にも、同時接続数ごとに250KB/ses.の領域を確保するよう推奨されています(最低100KB/ses.)。
        
●HDD
システムで利用する以外にも、一人当たりのディスク容量×登録ユーザ数の領域が必要となります。
FirstClassミラーリングを行う場合には、同じサイズの空き容量がさらに必要となります。

●ネットワーク
大きなサイズのファイルダウンロードなどを行わない通常の操作(テキストの読み書き等)であれば、ユーザ一人あたり50Kbpsの帯域で対応可能です(FirstClassクライアントの場合)。

※サーバスペックは、どのように利用するのかというお客様それぞれの条件によって大きく異なってきますのでご注意ください。


FirstClass Internet Servicesの構成について
FirstClass Internet Services は、FirstClass Coreと同じマシン上で稼動させることも可能ですが、Webブラウザからのアクセスが増大してパフォーマンスが低下するようであれば、別マシンでのサービス提供をご検討ください。
FirstClass Internet Servicesはクラスタリングやプロトコル毎の複数台構成など、サービス開始後も柔軟に構成の変更を行えます。お客様の状況に応じて随時ご変更ください。

FirstClass Internet Servicesを別マシンで稼動させる場合、以下のようにお見積ください。

●CPU
アクセス数や利用状況、レスポンスのサイズにも大きく左右ますが、おおむねFirstClass Core と同程度のCPUを目安としてください。

●メモリ
FirstClass Core同様、システムで使用する以外にも、同時接続数ごとに250KB/ses.の領域を確保するよう推奨されています(最低100KB/ses.)。

●HDD
FirstClass Coreとは異なり、FirstClass Internet Services内にはユーザのデータを蓄積しませんので、システムで利用する領域含め40GB程度を目安としてください。


FirstClassのバックアップについて
FirstClass サーバのバックアップは、FCNSフォルダをコピーすることで実施します。FCNSをコピーするにはサーバ停止が必要となるため、通常FirstClassミラーリングを構成し、ミラーリング側のFirstClassを停止してそのFCNSフォルダをバックアップします。
ミラーリングを構築するための領域は、FirstClassから参照できるボリュームであれば同一ディスク内でも別ディスク上でも作成可能ですが、ディスク破損時を考慮し別ディスク上に構築することをお勧めいたします。

20060426_174756_1.png
上図において、C) > B) > A) の順で障害に強い構成となります。特にC) の例では、サーバAが稼動しなくなった場合にサーバBへIPアドレスを付け替えることで、短時間でサービスを再開することが可能です。
「テープデバイスなど」の箇所については、HDDへバックアップすることも可能です。また、ミラーリングとRAID構成を組み合わせることで、より障害に強いシステムを構築することが可能となります。
FCNS全体の容量やバックアップの頻度など、お客様の要件に合わせて構成してください。


サーバ構築例
<Windows>
同時アクセス数 200の場合
        OS : Windows 2003 Server Standard Edition
        CPU : Intel Pentium 4 2.80 GHz × 1
        メモリ : 512MB
        HDD : 250GB         ※1人当たりのユーザ領域を100MB、登録ユーザ数2,000名にて算出

<Macintosh>
同時アクセス数 200の場合
        OS : Mac OS X 10.4.5
        CPU : Power PC G4
        メモリ : 512MB
        HDD : 250GB  ※1人当たりのユーザ領域を100MB、登録ユーザ数2,000名にて算出


同時アクセス数250を超える場合には、弊社までご相談ください。